歯列矯正中は矯正装置周囲に汚れがつきやすくなります.通常の3倍程お時間をかけて装置の周囲を中心に歯ブラシをする必要があります.
歯列矯正治療中の虫歯や歯周病の発生リスクが高い事が知られていますが,これは歯ブラシの状態が悪い事が原因になります.
装置の周りはヘッドの小さい歯ブラシを使用したり,矯正用のフロスを使用したりして丁寧にお掃除をする必要があります.
お時間のない方は電動式の超音波歯ブラシを使用される事をお勧めしております.
お写真のように矯正装置の周囲や歯と歯の間に汚れがたい咳しているのが解るかと思いますが,こういった磨き残しによって歯茎が腫れてしまって歯周病が進行してしまったり、虫歯が発生したりします.
歯ブラシの状態の悪い方は歯科医院でクリーニングを行う事をお勧めしております.クリーニングは保険がきかない処置ですので、30分¥5,000−(税別)かかる処置になります.
ご自身でしっかりと磨かれるか、歯科医院で磨くかしてきれいにしておく必要があります.
矯正治療とあわせて銀歯や虫歯の治療も行いたいという方もいらっしゃるかと思います。
小さな銀歯などは矯正治療後にかみ合わせが改善されてから治しますが、神経の無い差し歯の治療などは矯正治療と並行して治していく必要があります。仮歯でかみ合わせの高さを整えながら矯正治療を行います。
このように矯正治療のモニターを希望される方で、すでに差し歯が入ってしまっていて交換したい場合や、大きな虫歯で差し歯が必要な方は、差し歯を入れるタイミングなどが重要になります。また、差し歯の形によっては交換が必要な場合もあります。
比較的に大きい虫歯の場合には、患部を削り取った上で、歯をすっぽりと覆うように冠(クラウン)を被せます。このクラウンのことを、一般的に"差し歯"といいます。矯正中に大きな虫歯が痛むと困りますので、大きな虫歯は矯正前に治療をすることをお勧めしております。ただ、最終的な差し歯に関しては矯正治療で歯並びが決まってから治す必要があります。
また、矯正治療で抜歯する予定の歯まで治療する必要はありません。虫歯を治す前に矯正の診断を受けて虫歯の治療ををするか判断をする必要があります。
また、クラウンを入れる場合は、仮歯にとどめておいて、矯正後に、噛み合わせにバッチリとあったクラウンを入れるのが望ましいことが多いです。
矯正モニター希望の場合はまずは無料カウンセリングにお越しになってお口の中を確認させてください。虫歯や差し歯についてもご説明いたします。
また、矯正治療と虫歯に関しましては下記のリンクページに詳しい内容を記載させていただいております。クリックしてご覧ください。
矯正治療と虫歯のページ
矯正治療中に虫歯や歯周病にかかりやすいので要注意です.
矯正治療中は装置が入って歯ブラシがしにくくなってしまいますので、通常より時間をかけて歯ブラシと補助器具を使用して丁寧に磨く事をお勧めしております.
装置の周りは汚れが溜まりやすくなっております。
矯正治療中に歯周病が進行してしまうことがあります。
成人の矯正治療を行うとき一番問題となるのが歯周病です。歯周病が進行している部分の矯正治療を行うとき、炎症があると矯正治療中に歯周病が大幅に進行する可能性があります。
矯正治療を開始する前に知っておく必要があるのは、矯正治療中は歯ブラシがしにくくなりますので、よりしっかりと歯磨きの管理をしなくては歯周病が進行するリスクが高まってしまうと言う事です.
矯正治療を行う前に歯周病の炎症がなくできれば歯周ポケットが正常な状態にしてから、矯正治療を行うことが理想です。
歯並びが悪い場合、歯石を取るのも難しい事があります。そういった場合は炎症を抑えてから矯正をして矯正後に歯周病の外科的な治療を行う場合もあります。
矯正治療中に歯ブラシの状態の悪い方は矯正治療とは別にクリーニングをお勧めする事があります.歯石がついてしまっていたり汚れがついていると歯の移動を妨げてしまう事もありますので、お掃除する必要があります.矯正期間中のお掃除は保険がきかない治療となりますので、現在30分で5500円(税込)とさせていただいております.
矯正治療をしたいけど、虫歯の治療はどうすれば良いの?という方へ
矯正治療中に虫歯が進行してしまいそうな虫歯がある場合、あるいは虫歯の治療中のこともあるかと思います。虫歯の状況によって治療の順番も決める必要があります。
矯正中におこる虫歯や歯周病を予防するために、おすすめの歯ブラシのご紹介です.
通常の歯ブラシでは磨きにくかったりして磨き残しが出やすくなってしまいます.虫歯、歯周病を予防しながら矯正治療をしましょう。
特に、矯正器具がついている部分は、どうしても磨きにくくなってしまいます。
今回は、矯正器具周辺のお掃除をするのに便利な歯ブラシの紹介です。